2016年度の「意匠権の行使による税関差し止め」の78%はMTG商品だったらしい!
昨日、日刊工業新聞「ニュースイッチ」に、SIXPADやReFaの模造品の現状や対策について掲載されていました。
OECD(経済協力開発機構)によると、2013年の時点での世界の模倣品や海賊版の流通総額が、約4600億ドル(約50兆円)で、世界貿易額の約2.5%にも達し、2010年から対策を始めた日本の税関差し止めでは、2016年度の「意匠権の行使による税関差し止め」の78%を、MTG商品の模倣品が占めたそうです。
MTGでは、「模倣品を絶対に許さない」「徹底的に戦い続ける」という基本方針に則り、模倣品の製造拠点がある中国で、現地の調査会社と連携して模倣業者の摘発などを進め、その様子を自社の公式ウェブサイトに開設した「模倣品対策ページ」で公開しています。
2016年9月~2017年4月の押収品
2016年9月「SIXPAD(シックスパッド)」36個の模倣品を押収。
2016年11月 中国のウェブサイトで販売されていた「ReFa(リファ)」完成品1200台を含む5500点以上の部品等を押収。
2017年4月 中国で「Style(スタイル)」の製品36個、部品や取扱説明書など約5万3000点を押収。
それでも、小口で日本に入ってくるものもあり、税関で全てを差し止めするのは難しいようです。
(日刊工業新聞「ニュースイッチ」より)
企業にとって模造品は、権利や利益を侵害する許されざる行為ですが、模造品を購入して泣きをみるのは私達消費者です。
実際、模造品を買ってしまった私が偉そうなことは言えませんが、自業自得とは言え悔しい思いをしたからこそ、模造品は撲滅して欲しいし、おいしい言葉に騙されないよう購入する時はよく吟味して決めて欲しいと思います。
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